「すこやか溺愛ライフ」平喜多ゆや
最近風邪を引いたりパソコンを買い替えたり扁桃炎になったり法事があったりとせわしなく、久々にコミコミで注文したら1万円を超えてしまい読むのが追いつかない今日この頃です。
そんな中で現代的なテーマのこちらが色々印象に残ったので書きたいと思います。
すこやか溺愛ライフ (バーズコミックス ルチルコレクション)
- 作者: 平喜多ゆや
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2018/02/24
- メディア: コミック
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ブラックな会社で限界まで働かされた貴海はついに倒れて入院してしまう!? 彼氏のヨシオに「俺がお前を健康にする!」と宣言され、同居することになるけれど、せっかくの新婚生活スタートだというのに心配性のヨシオは、なかなかHなことをしてくれなくて!?
本当に一話の貴海の死にそうな顔色ったらないです。そっと汐街コナさんの「死ぬくらいなら会社辞めれば←ができない理由」を差し出したくなるくらいの社畜っぷりです。
今まで薄幸な受が不治の病で死んでしまうBLはたくさんありましたが、これからはこういうの少しづつ増えていくかもしれないですね。BLなら、過労死した受の復讐を考える攻→受の元上司に近づくも元上司に徐々に惹かれていき……みたいなの。あ、でもこういうの復讐ものではとっくに定番ですね。
子持ちものに次いで好きな同棲(同居)もので、しかもうさぎまで登場するので最初から両想いカップルのお話ですが楽しかったです。
しかもヨシオの一途具合が、タイトルに偽りなしなんですよ。二話の学生時代の回想シーンなんか初々しくてかわいくって、もっと読みたいくらいでした。淡い恋、いいですね!
貴海もヨシオの「お前を健康にする」という思いに応えて吸いたい煙草を我慢してたりするのが地味に可愛かったです。
カバー下のエピソードもめちゃくちゃ可愛いので是非読んでほしい!貴海の勘違いでヨシオは感謝されることもなくとくに縁がないままの学生時代、だったのかなと思うとホロリときてしまいます。