shipper備忘録。プラスα

BL本や映画のレビューなど。モバイル機器や競馬も好きなのでそういう話題もあるかと思います。

映画「OVER DRIVE」

とうとう今月は一回もBookLive!のガチャクーポンで25%のものが出ませんでした、ご利用の皆様はいかがでしょうか? 来月は割引率の高いクーポンが出るといいのですが。

f:id:blackteaxwhitecoconuts:20180531151433j:plain

ラリーが題材になった映画、しかも日本国内を転戦しながらラリー王者を争う、という設定に心惹かれ、先日試写会で観てきました。

私が小学生の頃はちょうどセナプロ、中嶋悟などが活躍しておりF1が国内で人気を高めていた時期だったのでそこを入口に、詳しいことは分からないながらも深夜放送でWRCWGPなんかもちょくちょく見ていたんですよね。WGPだとノリックが活躍していた頃ですね……。余談ですが、事故現場に手を合わせに行ったりもしました。今ちょっと調べたらなんと息子さんがレースデビューされているんですね! 見に行きたいなぁ。

本題に戻りましょう。そんな訳でまぁラリーがどういうものかっていうのはある程度分かった上で鑑賞してきました。

兄弟で同じチームに所属し、兄(東出昌大)はメカニック、弟(新田真剣佑)はドライバーで全国を転戦(なぜかアジア戦が2戦ある)しながら年間ポイントを争う、ラリーの日本選手権のお話です。この選手権自体は架空のものですが、レースシーン、これが意外と迫力があって、正直見る前は

「主役に若いイケメンを2人揃えた時点でお察し」

と見くびっていたのが、良い意味で裏切られました。濡れたノートを乾かすシーンなんかもリアルで、真剣佑のクソ生意気さは現実味が薄かったですが(いまどきあんな態度とってたら絶対干される)結構よくできた映画でした。

レーシングチームの監督役の吉田鋼太郎さんは相変わらずビシッと画面を締めてくれますし、要潤のチャラチャラぶりも堂にいっていました。まぁ東出くんと森川葵ちゃんはもうちょっとどうにかならないかなとは思いましたけどね。軽いノリのコメディならここまでひどくならないのでしょうが、そもそも声のトーンが全然シリアスになりきれていなかったのが残念でした。

でも真剣佑の肉体美も見られるので、ラリーがちんぷんかんぷんな人でもそこそこ楽しいのではないかなと思います。勝つためにチーム一丸となっている姿はラリーの知識がなくてもジーンときますしね。

もちろんこれを機にラリー、ひいてはモータースポーツファンが増えたりすると嬉しくはありますが……。

この映画で、個人的に一番グッと来たのはコドラの過去が明かされた瞬間でした。なんか真剣佑との年齢差もあるし謎だなーと思っていたのがスッキリしました。

試写会だからと持ち上げずに正直なところでいうと、サービスデー料金なら見て不満はないかなと思います。1800円だと劇場出て「面白かったけどさー……」って言いながらダメ出ししながら帰る感じになりそうです。

映画「 OVER DRIVE」は明日、6月1日公開です。

overdrive-movie.jp

 

それから、せっかくなので腐女子目線で見てみると、イケメン兄弟だったけど、とくに萌えどころはなかったかなー……。兄貴が分かりづらかったんですよね。弟の事信頼してないわけではなさそうだけど、尊敬してる感じもそんなに見受けられず。

奔放な言動を諫めつつも、「あいつは本当は純真なやつなんだ」的な雰囲気がもっと欲しかったです。兄弟だから別にロマンスに発展しろとは思わないけれど、兄弟だからこそ、男同士だからこその絆はもっと見たかった。ヒロインの森川葵ちゃんの立ち位置が微妙だったのもあるけど、なんかこう、「この瞬間女子は間に入ってはいけないよね」的なのはもっとくっきりはっきり描いてあると良かったです。そうしたら帰りにパンフレット欲しいなというレベルで満足出来たかなと思います。