新作を、続編を楽しみにしていました。
先日、剛しいらさんが亡くなられました。
普段作家さんのSNSはほとんどフォローしていないので亡くなってから半月ほど知らずにいました。
インターネット上の噂で闘病中らしいというのは聞きかじっていましたが、まさかこんなに早く訃報に接するとは思いもよらず、職業柄若くして亡くなる方も多いとはいえ、しばし茫然としてしまいました。
とは言え、正直残された著作の数を思えば、私が読んだ冊数などほんの一握りで語るほどの思い出を持ち合わせている訳でもなくブログに取り上げるかどうか悩んだのですが、全く触れないのも不自然かなと書くことにしました。
電子書籍を読むようになってBLジャンル以外の本も気軽に買えるようになり一昨年くらいに剛さんの「恋愛事件捜査係 担当官は恋愛オンチ」を読みました。
剛さんのBLは数冊読んだことがあってBL以外だとどんな感じなのかなと様子見のつもりで買ってみたところ、これが面白くて
「あーこれは是非シリーズ化してほしい!」
と思っていたのですが、結局、これが最後の新刊だったようで。
寂しいですね。
訃報を聞いてこれを読みかえして、
積んだままだったこれを読みました。
他にも積んである既刊が何冊かあるので大切に読もうと思います。
何年かBLジャンルから離れている間に東城麻美さんが亡くなったり、桜海さんが亡くなっていたりというのもショックでしたが、皆様お体大事にしてほしいです。
ジャンル初期から活躍されている方たちはアラ還という方も少なくないと思いますし、それでなくとも女性特有の疾患などが40代、50代と色々現れたりもするでしょうしベテラン作家さんたちを(例え好みに合わない作品を書いていたとしても)「老害」などという言葉で粗末に片づけたくありません。
長く活躍されている方には敬意を表したいです。