shipper備忘録。プラスα

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「ししにひれ」いけがみ小5

皆様こんばんは。土日は家にこもってLUNATIC FES2018のWOWOW生中継を見ていたらあっという間に終わろうとしています。(合間に宝塚記念も見たよ!ミッキーの複勝だけ取りました……)

さて今日はいけがみ小5さんの「ししにひれ」をご紹介したいと思います。

ししにひれ (フルールコミックス)

ししにひれ (フルールコミックス)

 

 

 高校教師の柳は、元教え子でホストの清正と同居している。ほっとくと自分のことがおろそかになる柳に対し、「ちゃんとメシ食え!」と怒り食事を作ってくれる清正。普段はいかつい雰囲気の彼だが、笑うと可愛くなるギャップに柳はついほだされる。そして、食事が終わると「食後の運動」がはじまるのだが――…!?

 

 素行不良の清正が自分の教え子だった頃

「どうしても行く所が無かったら家に来ても良いんだよ」

とかけた言葉を五年経って実行に移され、アワアワしながらも同居している押しに弱い教師の柳。恋愛感情を置いてきぼりに乗っかられているだけかと思いきや……というお話しです。でもそんなにきりっと格好良く決めたりはしないです。終始アワアワして押されまくってへばっています。

でもそこがスパダリでもなんでもない普通の中年のオジサン感が出ていて良かったです。

対する清正の押せ押せオラオラっぷり。こちらも素直に好きとかストレートな言葉は口にしませんが、一生かじりついてでも出ていかないぞ的な一途さを感じます。尽くす相手がいて、それを受け止めてくれる相手がいる事が嬉しいんだろうなぁーという健気さもにじみ出ていて(見た目はいかついけど)エロがしっかりありつつ、ほっこりもします。

いけがみさんの描く受はほんと絶妙におバカでいかつくて男好きでかわいい。

多分、柳先生の家に来るまでの清正の生活はピアス向きですね。それはそれで読みたい。なんか清正がちょくちょく自分を卑下しているセリフがあって過去にどんな男を相手にしていたのか、気になります。