shipper備忘録。プラスα

BL本や映画のレビューなど。モバイル機器や競馬も好きなのでそういう話題もあるかと思います。

猫にまつわるボーイズラブ作品

今週のお題「ねこ」

 

結婚してからはペット不可の賃貸住まいなので飼えないのですが、実家では2匹飼っております。

どちらももう今年で17歳というシニア猫で、大病はしていないものの腎臓の調子があまり良くないので定期的に病院へ連れて行き、毎日薬を服用しています。

体重も減ってしまって、顔を見るとどこが年寄りなのかという愛らしさですが確実に年を取っているんだなーと抱き上げる度に感じます。

 

……と、まぁ我が家の猫について書くのもいいのですが、それはまたの機会に。

折角なのでBLにまつわる猫の話でもしましょう。

ここ数年、ネコ及びモフモフBLが流行っていますのでネコが登場する作品を幾つかピックアップしてみようと思います。

 

ネコと聞いて真っ先に思い出すのはコレです。

恋心は猫をも濡らす (花音コミックス)

恋心は猫をも濡らす (花音コミックス)

 

 タイトルだけで、ねこそのものは出てこないんですけどね。

 

BLでは床で女役を務めるほうを主に受と呼んでいますが、ゲイ業界ではネコと呼ばれる事もあってかタイトルにネコがつくものは非常に多いです。(そういえば攻を匂わせるタイトルは少ないですね。BL初期は結構オオカミさんの××みたいなの見かけたけれど)

猫耳つけただけのプレイ的なものもありますし、作品によって呼び方は様々ですが人間が猫に変身してしまうものもあります。

私が読んだ中で印象的なのはこちらです。

 

ネコに変身・変化する作品

ねこねこハニー (ビーボーイコミックス)

ねこねこハニー (ビーボーイコミックス)

 

 気分が落ち込むとネコに変身してしまう猫谷家のシリーズ1作目で、三男の亜以が主人公。

次男が主人公の「ねこねこダーリン」と長男が主人公の「ねこねこベイビー」もあります。

このシリーズは何が良いかというともうひたすら猫がかわいく描かれているところです。ねこ漫画誌の表紙を飾れるくらいのクオリティの猫絵!毛並みを描くのに結構な時間をかけているようで、本当に納得の可愛さ。

楢崎壮太さんは人物の絵柄はちょっと癖がありますが(特に横顔)どういう訳か動物はそれがないんですよね。

BLの部分も面白いんですが、読み終わると一番最初の感想は「猫かわいかったー」になること請け合いです。

猫的には三毛の亜以ちゃんが一番好きですが、お話しとしては「ねこねこダーリン」が一番好きです。ツンツンクールな紗以ちゃんがかわいい。

基本的にエロはほぼありませんのでどこで購入しても修正などの不都合はないと思います。

 

因みにねこ部分だけをフューチャーしたショート集の「月刊ねこねこ」という単行本も出ていまして、猫だけを楽しみたい方に超オススメです。子猫時代の3兄弟がめちゃくちゃかわいい。

 

続きましてこちら。 

クロネコ彼氏のアソビ方 (ディアプラス・コミックス)

クロネコ彼氏のアソビ方 (ディアプラス・コミックス)

 

 元々は「ネコ科彼氏のあやし方」のスピンオフで、更に言うと非BLの「猫科男子のしつけ方」の設定が元になっています。で、更にスピンオフで賀神・兄の「不機嫌彼氏のなだめ方」シリーズがあります。

世界の0.001%は猫科の動物に変身する猫科人間が存在するという設定で、猫だけじゃなく猫科の様々な動物に変身するのですが、こちらは基本的には変身は自分でコントロール出来るようですね。

耳や尻尾だけが生えた状態や、100%猫に変身した状態、どちらも楽しめます。いいとこ取りです。

「ネコ科彼氏のあやし方」に登場した時はオラオラっぽい攻キャラだった真悟ですが、本当に、かわいくなっちゃって……。

 

ネコにまつわる心霊・超常現象が起こる作品

くろねこのなみだ (ショコラ文庫)

くろねこのなみだ (ショコラ文庫)

 

 人間に虐げられていた野良が獣医の克己に拾われてクロという名を貰い心を通わせるも、瀕死の大怪我をし、たまたま近くに同じく瀕死状態の人間がいたことで体が入れ替わる、というお話。

猫好きとしては黒猫のままで克己とラブラブな生活を送ってくれていても良かったのに、とちょっと思ってしまいますが猫も人も結果的には幸せになっているので文句はありません。 

 

こいねこむすび (ショコラコミックス)

こいねこむすび (ショコラコミックス)

 

 両親の離婚によって離れ離れになっていた飼い猫のばんちょうが、成仏する前に拓真の恋を見届けたいと霊体になって突然現れるお話。前後編と短いですが、ふてぶてしくふくふくしいばんちょうがなんとも言えずかわいいです。恋模様もかわいいほんわかする作品です。

 

ネコがきっかけで恋が始まる作品

キラキラの日々 (Charaコミックス)

キラキラの日々 (Charaコミックス)

 

巻末に収録の「かまってかわいいひと」前後編に猫が登場します。

意中の女子のため、苦手な猫を克服しようと猫カフェを訪れる攻と猫カフェ店員の受のお話。モフ感が足りず作画的には猫はいまいちですが、しぐさとかは結構ちゃんと描かれていると思います。猫と受を徐々にかわいいと思うようになる攻がいいです。

猫とは関係ありませんが表題作も好きです。

 

かわいくしててね (ディアプラス文庫)

かわいくしててね (ディアプラス文庫)

 

 プライベートでは接点のなかった同僚の攻から「お前ん家の猫触らせろ」と家に押しかけてこられたお人よしで気ぃ使いの受がなんやかやと攻をもてなす内にいつしか恋に、というお話です。

ネコが全然攻に懐こうとせず、むしろ来客のたびに姿を消すところに猫飼いなら「あるある」と深く頷く事でしょう。

攻のジャイアンぶりがなかなか面白かった。

 

擬人化?ネコワールドな作品 

きゃっつ~四畳半ぶらぶら節~ (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

きゃっつ~四畳半ぶらぶら節~ (H&C Comics ihr HertZシリーズ)

 

 設定は江戸時代という感じで、登場人物がまるっと全て猫です。二足歩行できちんと皆着物着て、喋ります。手は人間ぽい。

主人公ならぬ主猫公の二人は恋人同士ではなく、受と思われる猫がビッチでだらしないところは描くものが猫になってもへび子さんだなぁという感じがします。子猫も沢山出てきてかわいいです。ついでに子狸もかわいいです。

Web連載の作品で、現時点では単行本未収録の回がそちらで読めますので是非。

B'Sgarden|大洋図書|ボーイズラブ BL 耽美

 

 

この他にも飼い猫野良猫が登場する作品は色々ありますが、猫がメインというと意外と少ないのかもしれません。

BL的には犬や狼、狐なんかの方がキャラクターとして動かしやすいのでしょうか?

個人的には表紙に猫が描かれていたら即買いなので、これからもモフモフブームは続くでしょうし期待したいです。