「ロマンチックポルノ」藤谷陽子
藤谷さんはエロ薄めのイメージだったのでちょっと意外な本作でした。
drap既刊「こどもエンドロール」の短編も収録されています。
【ず、ずこばこして~ …だって!??】 『愛とは優しさだ』と思う瑞希と『愛とはセックス』だと考えるりつ。そんな二人が付き合うことになったから、さあ大変!!優しさでりつを満足させたい瑞希は、りつの果てることのない性欲に応えようと奮闘するけど――!!?
同じ年の同僚で、同時に彼女に振られたことで意気投合して愚痴りあう仲の香山と間部。
お互いにノンケのハズだったけれど香山のバキバキの腹筋を見たことで間部は香山の事を恋愛対象として意識してしまう、という始まりなんですが、最初から間部は
「自分が抱かれたらどうなってしまうんだろう?」
っていう興味がまずある辺り話が早いですね。
香山の方が恋愛に夢を見ている感じで間部はとにかくセックス命という露骨さに二人の歩調が合わなかったりもするんですが、良いカップルだなと思います。
シリアスな雰囲気も少しありつつ、基本はアホエロって感じですね。
Booklive!で購入したので共通データですね、局部は輪郭に沿って白抜きでした。
恐らくペンで輪郭線が描かれているだろうところは線ごと消されているので下半身はもはや昭和アニメの変身シーン状態ですよ。
ツルッとしています。ちょっと寂しいですね。
しかしコレ、もし音源化なんて事になったら間部役は大変そうです。
ここまでウルサイ受ってビッチものでもなかなかお目にかかれない気が……。
受だから良いけど、攻でこの煩さだったら萎えるかも。